インド占星術こぼれ話 No.1

昨日はある女性の方へAsk A Question「一問一答」サービスの回答を差し上げました。
ヴェーディックレメディのインド占星術鑑定サービスをご依頼される方には世相を反映してか職業や仕事に関するご質問が比較的多くあります。


例えば昨日の女性の方は進路に関するご質問でしたが、さまざまな理由で大学卒業時に就職に躊躇されている方でした。その代わり学業を一時中断して、国内海外で広く社会的な見聞を広めたいという気持ちをお持ちでした。
鑑定では出世図(ラシ)と質問チャート(ホラリー)をもとに精査していきます。彼女の出生チャートにおける土星は職業、収入を象意しますが、その力は弱く、しかも現在も卒業予定時も土星が一時的に影響を与える時期であるため、はやり就職されても収入だけでなく、精神的な満足も得られない可能性が高いことが示唆されます。
従ってこの時期には将来就きたい仕事の専門知識や技能を修得する時期に充てることのほうが望ましいであろうことをお伝えしました。

またこの女性は海外に出ることが予見されており、そうすることは友好的(あるいは効果的に影響)であることが指摘されましたが、今すぐ急ぐべきではではないことも示唆されていました。
鑑定の結果を総合的に考えてみると、今すぐ学業を中断(休学の申請)をされて何か新しいことに向かうよりも、将来就きたい仕事をするため段階的な移行期であると考えて、まずは生活のための仕事をしながらでも、就きたい仕事のための専門知識や技能を修得していくのがよいのでないかとよいと思われます。
そして実際の彼女の口から、鑑定依頼をして鑑定結果を聞く間、つまり約1週間強の間に、「休学申請をせずに、就職活動をすることを決めた」と告白されました。これは鑑定結果と合致する方向性をご自身で導き出されたと言えます。
思いますに、彼女はある問題に悩み、その解決策を探るためにインド占星術鑑定をなさろうと、VedaLife ヴェーダライフに来店され、インド占星術鑑定サービスをご依頼されました。そしてこのサービスの特徴である「最も知りたいことを質問として短く書き出してもらう」という作業において、店主から「本当にそれが最も知りたいことですか」とのキャッチボールを繰り返して行く内に、問題の核心が絞られて行ったようです。

問題の核心が分かれば、抱えていた問題に顕在化(明確化)したと言えます。実はある深刻な問題でさえ自身が気づいた時点で問題が解決していることも多いのです。さらなる副産物として自分がそれに気づということは、自分の問題は自身で解決しようと強く意識するようになります。問題の多くの場合は、自らが作り出した問題であると言えます。彼女の場合も正にそうでした。

この鑑定例は正に、自身が作りだした問題に対して、インド占星術鑑定サービスが導き出した答えと自身が出した答えがほぼ一致したという好例だと思います。しかも彼女は鑑定の答えを待っている1週間にその答えを導き出したのです。

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