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私は20代の頃にヨーガ(ヨガ)に出会った。ヨーガブームの影も形もない頃だった。偶然にも(いや後になって必然と分かる)すぐ近くに偉大な先生がいた。「蛇の道は蛇」とも言うが、同じ道を求める者はどこにいても必ず出会うものである。
私は先生よりインドヨーガ行者より直伝の50以上の伝統呼吸法を習った。その頃になると全国から道を求める若者が次第に集まっていた。先生はそもそもヨーガを教えるためインドのヒマラヤの麓のアシュラム(道場)に修行に通ったわけではない。宗教家として実践を積むためだった。
ヨーガの教典の一節にこう書かれている。「呼吸法を正しく行うものは一切の病気が癒える。しかし間違った方法で行うと一切の病気が現れる」。何とも恐ろしい話だが、それは紛れもない事実だった。
【ものには適度というものがある】
先生によるヨーガの会は年数回連休を利用して開催された。大阪から参加していた女性がある日気分が悪いので休んだ。聞いてみると急に強烈な頭痛に襲われたという。その頃はこれが呼吸法が原因だとは知らなかった。さらによく聞いて見ると寝る前も昼間習った呼吸法を練習していたそうだ。彼女は何事も熱心な人だったが適度を欠いた練習が却って不調を起こしたのだ。
【呼吸は自律神経に介入する】
不調になったその医学的な原因は、自律神経系を狂わせたからだと推測できる。つまり交感神経が緊張したまま弛緩(ゆるまない)状態になり、たまたま首や肩のある筋肉硬直や血流を悪化させたのだと考えられる。呼吸の仕方一つで健康に大きく影響するのは、呼吸が自律神経系に介入できるからなのだ。
【呼吸は目に見えない】
呼吸は目には見えないことが呼吸法を教える側も教わる側にも難しさを与えている。正しい呼吸、自分に合った呼吸を知りたい、学びたいという要望があっても、呼吸法を適切に教えることが出来る人はとても少ないと推測している。ただし正しく教えているつもりになっている人は多いとも推測できる。
【自分の呼吸リズムを見つける】
人にはそれぞれ個性があるように生理機能も一様ではない。本来な健康効果の大きい呼吸が有益になるか有害になるかの分かれ目は適切・適度が目安になる。つまり自分に合った呼吸リズムを見つけることだ。呼吸リズムとは身体が快適に感じる一呼吸するリズムのことだ。
毎日テレビで紹介される健康法が誰にでも合わないことは周知の事実と同様、その人が健康になる呼吸リズムはそれぞれ違う。これを知ることが呼吸を健康に活かす第一歩なのである。

業務責任者
認定ヨーガ教師、ホリスティック医療コンサルタント、全人格的健康ライフスタイル、ヴェーダ科学、アーユルヴェーダ、ヨーガ、マインドフルネス、インド占星術、自己ストレス・マネージメントの啓蒙活動者
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