ストレス・アイドリングストップ宣言

 ■ ストレス・アイドリングストップ宣言


【ストレス状態とはアイドリングが高い状態】


ストレス状態とは車でいうアイドリングが高い状態と同じです。つまりニュートラル、つまり走行ギアを入れていない状態でエンジンの回転数が標準より高い状態のことを指します。車ではアイドリング高い状態と低い状態では以下のような特徴があります。
  • アイドリングが高いと、エンストしにくい、気温が低い時に始動性が良いなどのメリットがありますが、反面、ガソリン消費量が多く燃費が悪い(低い)、エンジン音が高く大きい、エンジンブレーキが効き難い(低下)するなどでしょうか。
  • アイドリングが低いと、高い時とは反対のメリット&デメリットがあります。

これを身体に当てはめてみると、ストレス状態ではアイドリングが高い状態と同じですので次のように言い換えることができると思います。

  • ストレス状態では、心臓(エンジン)の回転数(心拍数)が高く、血圧の最高値と最低値が上昇し、血管が収縮し、血液が固まり、流れが悪くなり、基礎エネルギーの消費量が多く、疲労しやすく(燃費が悪い)、興奮しやすく(エンジン音が高く)、感情を自律、あるいは自制することが難しく(エンジンブレーキが効き難い)なると言い換えることが出来ると思います。


 

【アイドリングを下げるハートブレス(呼吸)】

ストレス状態で上昇している身体のエンジンの回転数、つまり心臓の心拍数を下げるためにはリラックスすることが必須です。しかし多くのストレスは精神的なストレスですので身体は活動していない(ニュートラル)であるにもかかわらずアイドリング(エンジンの回転数)が高いことが問題です。
これをハートブレス(ハート呼吸)は、自分では調整出来ないとされている自律神経系をある程度調整することの出来る方法です。ハートブレスは次のような特徴と効果を期待できます。

  • ストレス状態を視覚化することができる
  • 意識的にストレス状態を緩和(リセット)することができる
  • 身体をチューニング、落ち着いた状態に戻すことができる
  • 仕事の効率を上げ、また成績などのパフォーマンスを上げることができる
  • 心臓の負担を軽減することができる
  • 自律神経にコントロールされている機能や臓器への負担を軽減することができる

【ハートブレス(ハート呼吸)でストレスをリセット】 
ハートブレスとは呼吸リズムが自律神経を介して心臓、脳、免疫系と共鳴しているという医学的効果が確認されている『心身の共鳴(コヒーランス)理論』によるものです。
以下は呼吸と心臓と血圧の共鳴を示したグラフですが、中心から左側はハート呼吸をする前、右側はハート呼吸をした後です。ご覧のように呼吸に共鳴するように心臓と血圧が連動しているのが分かります。これは別の言い方をすると心身がチューニング(調整)できたということなのです。

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