■ Sticky Therapy (付箋療法)

生活習慣病は文字通り生活の仕方にその原因がある病気だ。例え原因が分かったとしても習慣化されているのでなかなかその原因を取り除くことができない。

例えば腰痛症と猫背(背中を丸める姿勢)、肩こり症とショルダーバック(一方の肩のみ使う)、背中の痛みと足を組む(骨盤のズレ)などなど。これらは生活習慣であり体の使い方の癖とも言える。しかも無意識にしていることなので矯正がやっかいだ。


ところで皆さんは無意識に歯を食いしばっていませんか?実はこれ、ストレス反応なのです。実はこれ、偏頭痛や肩凝りの大きな原因になっているのです。医学的にはTCHと呼ばれています。いわれてみればそんな気がすると思う方は、鏡の前で舌を出して見て下さい。舌の前面左右に「歯型」がついていませんか?これがある人は無意識にやっているんです。あるでしょう?偏頭痛や肩凝りが?

さてそこで解決法となるのが、Sticky Therapy (付箋療法)なのです。付箋(フセン)に「歯をはなして力を抜く!」、あるいは「歯を離す」、「歯を食いしばらない」と何枚も書いて、あなたの生活圏内の目に付くところに貼るのです。実際にあるテレビ番組で実験した肩こり重症が、「歯をはなす!」と29枚もの付箋を家中に張って、10日間で肩こりが気にならないほどに緩和していました。

外を飛び回るビジネスマンにはこの付箋療法を応用して例えば腕時計に円形の付箋を貼って、それをめくって時計を見るようにするとか、スマホのカレンダーに「歯を食いしばらない」と登録し、15分毎にアラームと文字を画面に出すようにするとかで対応できます。

Sticky Therapy (付箋療法)は無意識の行動を、意識させる気づきの療法ですので、あらゆることに応用が可能です。例えば先日も投稿しましたがいまや大きな社会問題となりつつある、ストレートネックの予防に「頭を起こす」、「首をまっすぐにする」という付箋療法が有効だと思います。

生活習慣病に薬ではなく付箋療法(気づき)を  

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