老化抑制と病気予防のためのセルフ・マッサージの勧め

アーユルヴェーダ・マッサージ薬用油

老化とは

老化とは酸素を利用する生物の宿命と言えます。生物は成長と維持のためにエネルギー代謝を行っていますがそこでどうしても発生するのが活性酸素です。この活性酸素が正常な細胞分裂を阻害することで細胞障害が起こることが老化の有力な説です。

また生物の体内秩序の状態が老化に影響を与えているとも考えられています。体内秩序とは身体機能を正常に維持している自動調整システム(恒常性とも言います)です。この秩序が乱れると代謝が亢進して活性酸素の生成が多くなり老化が進み、寿命が短くなると考えられています。この秩序を乱す最大の原因が心身のストレスです。従って老化を抑制するためには心身ストレスを少なくして、体内秩序を乱さないようにして、活性酸素を少なくするライフスタイルが必要なのです。


アーユルヴェーダによる老化抑制

アーユルヴェーダは中国医学と並ぶ、古くて新しい自然医学です。インドやその影響国においては専門大学や専門病院にてアーユルヴェーダ医師が活躍しています。その理念は、人が自然と調和できる健康生活を送るための原則と行動を規定し、体と心の病気に対し治療を処方し、同時に健康を維持するための予防医学を提供しています。また診療科には長寿科という若返り外来まであるのには驚きです。

アーユルヴェーダは処置は基本的に2種類です。それぞれ浄化法と鎮静法です。それらは最初に病的状態の原因を取り除き、そして病的状態の影響を静める治療になります。この主となるものが薬草を各種の油で煮込んで精製した薬用油です。簡単に言うとこれらをマッサージなどに利用して体内の毒素や余分な老廃物を溶かして排泄させることで、体内秩序を回復させ、活性酸素を少なくさせて老化を抑制するのです。

薬用油によるマッサージの効果

アーユルヴェーダの薬用油は治療的に用いるものでは500種類を超えます。伝統的な方法で非自然なものを一切排除して製造されます。多くの薬用油はゴマ油とギー(精製バター)を基材としてそれぞれ治療目的のための薬草をブレンドして時間をかけて作られます。最近の研究では、ゴマ油とギー(精製バター)はどちらも抗酸化物質を豊富に含み、それ自体が酸化しにくく、体内に活性酸素を少なくして老化を抑制することが明らかになっています。今から数千年前とも言われる時代に、アーユルヴェーダの創始者たちは人の老化の仕組みとその対策を既に知っていたとは驚きです。そして幸いにも私たちは今もってこの恩恵によくすることが出来ます。

薬用油によるマッサージの仕方

一般的なマッサージの方法は温浴の際に行うことをお勧めします。身体を温めて血行がより毛穴が開いたときに行うのが効果的だからです。その方法は、風呂に入って身体を洗ってから一度風呂に入って温まって下さい。同時にボトルもタライに入れて温めておきます。全身用マッサージオイルは、湯船から出て軽く身体を拭いてから薬草油を手に取りよく身体に刷り込むようにある部位、あるいは全身をマッサージして下さい。再び風呂に入って身体を温めます。油が湯船に少し浮きますのでタオルで軽く油をふき取ってから入浴されてもよいです。頭髪用マッサージオイルは、入浴の1時間前に頭皮を両手指でマッサージするようにして頭全体をに刷り込みます。そして入浴の際に洗髪して下さい。あるいは洗髪にかかわらず入浴後に同様にマッサージをして乾かして下さい。足が冷える人は服を着るとき、必ず足の裏にも刷り込みます。足が冷えにくくなり快眠が期待できます。

セルフチェック表の使い方

ヴェーディックレメディでは、アーユルヴェーダの体質理論に基づいてライフスタイル・カウンセリングを行っています。アーユルヴェーダの体質理論に基づくセルフチェック表を用意しております。それらはご自身の、「現在の体調の自己判定」と「回復のためのガイドライン」を知る手助けになります。セルフマッサージのためにぜひご利用下さい。

アーユルヴェーダ専門病院で使用されている薬草油

アーユルヴェーダ・マッサージ薬用油

これはマッサージオイルとして正規輸入されたものです。使用されるハーブは有機農法、無農薬で栽培されます。収穫されたハーブ&スパイスは厳しい管理監督下のもと、自社製造工場において製造されています。化学物質、あるいは人工的な添加物は一切使用されていません。薬草がブレンドされ銅釜にて煮詰められ、不純物を濾して胡麻油などを加えて、何度も不純物を濾して、製品になるまで約1ヶ月間を要します。こうしてアーユルヴェーダ専用の抗酸化(酸化しにくい)アーユルヴェーダ・オイルができあがるのです。

この製品はスリランカ国内のみならず海外に輸出されています。今まで製品による被害はまったく報告されていません。また過去5年間以下のような国々に輸出されています。英国(UK)、ドイツ(Germany)、アメリカ(U.S.A)、 そして日本では2007年に国内で初めて「化粧用マッサージオイル」として正式に輸入が許可されました。

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