症状が消える = 病気が治るは誤解です

アーユルヴェーダ紀行3(’2011)でご紹介したSurya Ayurveda Health Resortにてある日本人女性がアーユルヴェーダ治療を受けています。
その女性は15年間使用した脱ステロイドの反作用で象肌と痒みのために夜も眠れず仕事も出来ず心身ともに苦しんでいました。1ヶ月のアーユルヴェーダ療法がもうすぐ終了します。
先日、その女性から、「肌が綺麗になり、痒みも止まり、よく眠れるようになりました。」と報告が入りました。アーユルヴェーダ療法は有効な脱ステロイド自然療法であると確信しているところです。


ところで真夏生まれの私は暑さも太陽もあまり苦になりませんでした。しかし今年は少し違いました。平均気温27-28度程度のインドより帰国した直後より、3蒸し暑い日本の夏のせいか、私のピッタが悪化して皮膚に湿疹が出来て、痒くてなんとも居心地が悪くなったのです。
年寄りがそれを聞いて「ステロイド使えばすぐに治る」と残っている薬を使うよう勧めましたが断りました。
「症状が消える = 病気が治る」というのは誤解です。
病気の原因と病気が出ている場所(症状)が違うことが多いのですが、それはちょうど地震の震源地と津波で被害を受ける場所が違うことが多いのによく似ています。
化学製剤によって症状だけを消す対処療法を続けていても震源地である病気の原因がある限り、病気は治らないと言えます。そして違う場所に違う症状となって現れ、違う病名を銘銘され違う薬が処方される、というサイクルのように思えてなりません。

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