夢ではなく目標を持つ

夢を持つな!目標を持て!

皆さん新年あけましておめでとうございます。皆さんの初夢はどのような夢でしたか?本年はその夢が叶うことお祈りしています。

私たちはこのような新年の挨拶ばかり聞いてきました。誰に対しても角(かど)が立たないとても耳障りのよい挨拶だと思います。もし新年の挨拶に夢を持つなと言われたらあなたはどう思いますか?

夢を持つな、目標を持てとはある経営者の信念であり、その著書のタイトルなのです。その著者は日本全国津々浦々に出店しているカレー専門店、CoCo壱番の創業者、宗次 徳二(むねつぐとくじ)氏です。

1974年に名古屋で喫茶店を開店し、1978年にカレーハウスCoCo壱番屋を創業し、以来、夫婦二人三脚で全国に出店し、2015年にハウス食品グループが株式の51%を取得し壱番屋を子会社化しました。

WiKipediaによると引退するまで友人を1人も作らず、毎日、3,4時間の睡眠時間で朝4時45分には出社し、1000通以上の「お客様アンケート」を読み、店舗の掃除を行なうのが日課で休みは年間15日ほどだったそうです。

経営の一線を退いてからは、2003年(平成15年)に音楽やスポーツの振興、福祉施設やホームレスへの支援などのためNPO法人イエロー・エンジェルを設立し理事長に就任、とあります。夢を持つな、目標を持て、という言葉どおりに経営した実業家であることがわかります。

​モチベーションの維持

箱根駅伝2018は青山学院大学の4連覇で幕を閉じました。この記事を読んでいる皆さんの中にも沿道やテレビで応援され、感動をもらった方も多かったのではないかと思います。

出場校の陸上部は年始にそれぞれ1年間後の最終目標を決め、それに至るための途中の目標を決めるようです。また必ずスローガンを決めるようです。

決めた目標を達成するためには毎日のルーティンを繰り返さなければなりません。しかし時には怪我をしたり、体調が悪くなったり、気分が落ち込んだりします。

また練習がつらく感じる時や、仲間との衝突も起こることがあるでしょう。こんな時、私たちの誰もがモチベーションを落とします。しかしモチベーションを維持しなければ目標は達成できないことを知っています。

そのためにスローガンは絶えず目に見えるところに貼っておいたり、朝礼で皆で唱和したり、また一日数回はお経のように口に出して唱えるようにしているのではないかと思います。きっと青山学院陸上部は全員がモチベーションを維持することと全員でモチベーションを上げるサポートをしあうことが習慣化されているのではないかと思います。

スローガンとはいわゆるマントラ、あるいはアファメーションのようなものです。目標を達成するためにはモチベーションをマントラのように唱えることは真実だと思います。

アマチュアというアスリート

全日本歌唱力選手権(歌唱王)2018が幕を閉じました。日本テレビ系列が主催する全国のアマチュアの歌唱王を決める歌のアスリート頂上決戦です。公式サイトをみてみると1年間、6回ほど予選会が開かれ、各ブロックのチャンピオンが年明けの3日のチャンピオン大会に出場します。

驚くべきはその歌唱レベルの高さです。これは文句なしに感動します。また年々、出場者の年齢が下がっていることも注目です。審査員はコメンテーターと違って大変な仕事だと思います。本当にご苦労様です。

出場者の皆さんはアマチュアです。つまり歌を本業にしていない人ばかりです。歌うことが好きな人ばかりです。そして自分の歌唱を聞いて感動してくれる人たちが周りにいます。中には歌でプロになりたい人もいます。でも今は別の仕事をしながら、学生をしながら、歌うことを楽しんでいる人ばかりです。

しかし出場者の多くの歌唱レベルはアマチュアの学芸会レベルをはるかに超えています。すでにプロレベルに達していると思います。いや、確かにプロ以上の人もいます。もしプロ歌手が歌唱によって聴衆に感動を与えられる人のことをいう定義があれば、彼らの多くは間違いなくプロだと言えます。

全日本歌唱力選手権2017年をテレビで見ていた彼らにとって全日本歌唱力選手権(歌唱王)2018に出場し、優勝することが1年後の目標だったかもしれません。しかしその目標の達成はそう簡単でないことは彼らが一番よく知っているはずです。

彼らは自分のやりたいことの多くを犠牲にし、自分が一番輝けること、心の底から喜べることを、リスクを恐れず、見返りを求めず、これが支えてくれた人たちへの一番の恩返しだと信じてやってきたのだと思います。

決して映像には映らない彼らのそれぞれの努力と気持が歌唱となって表れます。私が彼らの歌唱に感動するのはそれが心に伝わるからだと思います。

すべてのプロとして仕事する人はかつて自分はアマチュアとして純粋な気持ちからスタートしたことを思い出すきっかけにしてほしいと思います。純粋な気持ちこそが目標とモチベーションの源泉であることを忘れてはならないと思います。

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