自分の適正を再確認する part 2

先日、私の親しい二人の友人のお話をしました。
一人はA子さんという女性。離婚をしてから新しい仕事について、今では多くの人に愛され、社会的な地位を得て、充実した恋愛をして、美しく輝いている人です。
もう一人はB男さんという男性。離婚をしてから新しい仕事について、今ではその店舗は開店休業状態、友人も少なく、恋愛をしたくても相手にめぐり合えなく、いつも二言目には金がないことの不平不満を言っている人です。
その続きのお話です。お二人の現在です。


【A子さん】
A子さんは新しい仕事が入って来て、ますます忙しくなりそうです。
あるコンサルティング会社の社長が大学生向けに就活セミナーをやっているのですが、その外部講師として仕事を依頼されました。
実は先だってその社長が地元のマスコミで活躍しているA子さんに声をかけて来たそうです。社長曰く「いやあ、最近の学生はどうにも自分を表現する能力に欠けているというか、反応が薄いというか、セミナーをしていても学生に覇気がないんですよ。やる気のない学生を相手に申し訳ないですが、そこでひとつコミュニケーションの実際を見せてやってもらえませんか。」
A子さんはセミナー当日、まず自己紹介として自分が学生たちに自分が得意なことを見せました。ある人気グループの物まねを披露したのです。そして学生たちに自己紹介をしてくれるように頼んだのです。
すると学生たちは次から次に自分が得意なことや一芸を披露し始めたのです。次第に学生の顔は笑顔に変わり、会場は爆笑の渦となっていきました。最後に学生たちは、「あいつとは長い付き合いだけど、あんなことを考えていたなんて知らなかった。あんな得意技があるのも知らなかった。」と口にしたそうです。セミナーは大成功に終わりました。
この会場で最も沈んでいた人が唯一人いました。それが社長だったのです。社長は、「僕は学生のあんな笑い顔やパフォーマンスは初めて見ました。自分のやってきたセミナーとはあまりにも違う・・・!」
それからしばらくして社長がA子さんに、「先日はありがとうございました。僕が講師をするよりA子さんに講師をしてもらったほうがよいと思います。そこで別のセミナーでぜひとも講師を務めてほしいのです」と依頼があったそうです。
お二人のホロスコープを見るまでもなく、A子さんは人を引き付ける才能、人をコミュニケーションをとることが得意なのは間違いないでしょう。しかしながらもしA子さんがセミナーを企画して労務や財務管理するとしたら講師をするような才能は発揮できないでしょう。
反対に、社長さんはセミナーを企画して労務や財務管理する能力は高いのでしょう。しかし自分が講師をするときには管理するような才能は発揮できないのと思われます。
このように互いの個性と適正をもって補完・協力しあうことで一つの仕事が成功していくのだと思われます。これが個性を知り、適正を活かすということでしょう。
【B男さん】
ところでB男さん。「特に俳句の才能はずば抜けて突出しており、俳暦2年目あたりから、並み居る10年選手をさしぬいて俳壇の重要な賞に入選し続け、期待される新人としてデビューを飾りました。これをB男さんの天賦の才能と呼ぶのでしょう。」と書きました。
最近、その俳句を辞めてしまいました。その理由はと尋ねたら、「最大の理由は金銭的なこと。次の理由は人付き合いのこと」でした。聞くところによると、俳句を続けるには、一匹狼という訳にはいかず、俳句の会に所属して師匠と弟子のような関係を続けなければならないようです。
そして週末ともなれ「吟行(ぎんこう)」と言って、俳句を詠むために日帰り、一泊旅行をしなければならず、金銭的な余裕が必要だそうです。また俳句の会の人間関係も大変らしく、例えば俳暦2年あまりのぺいぺいが「同人(どうにん)」と言われる10年選手を差し置いて大きな賞に入選するなどは、面と向かっては言われないものの、見えない圧力や足すくいのようなことがあるようなのです。
はやり、いくら才能があってもそれを活かすにはそれを活かす土壌(環境)が整わなくては発揮できないのものなのです。B男さんの場合には、一つには経済的余裕、人付き合いの能力ということができます。B男さんには何とか突出した才能である俳句を続けてほしいものです。

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