● カレン・カーペンターを読む

1970年代は「音楽にとって黄金の時代」と呼ばれます。それほどにすばらしいグループ、楽曲、作曲家チーム、レコード会社などなどが傑出した時代でした。

その中で1970年代が青春であった人々にとってカーペンターズは音楽黄金時代の申し子のような兄弟デュオでした。2009年の年間洋楽アルバムで最も売れているアーティストはカーペンターズのようです。

作曲家、編曲家、ピアニストであるリチャードの優れた音楽的才能とドラマーでボーカリストのカレンの類まれなるリズム感、音感、美声の三拍子そろった天性の才能が不滅のポップスを生み出して行ったのです。

今日はこの夭折の天才、カレンのチャートを読んでみます。


カーペンターズ・ダイジェスト
最初にCarpentersのデビューからカレンの死までをダイジェストでご説明します。
1969年にデビューアルバム発表。1970年に1970年に『涙の乗車券』がマイナーヒットします。そして「遙かなる影」(バート・バカラック/ハル・デヴィッド作)でメジャーヒットをし、そして「愛のプレリュード」(ポール・ウィリアムス/ロジャー・ニコルス作)でグラミー賞を受賞します。そして一連のヒット・シングルやアルバムによって、カーペンターズは1970年代を通じてヒット・チャートの常連となりました。
しかし1977年頃からディスコブームが始まり、彼らも音楽の勢いが衰えはじめた。同じ頃、彼らの精神にも暗い影が落ちるようになります。1979年、兄のリチャードはカンザス州のリハビリ施設で薬物依存症からの回復を試みる。カレンはソロへの道を模索し始めます。
今までのカーペンターズの曲調とはまったく違う、大人向けでディスコ調のアルバムが作られたが、カレンこのアルバムはお蔵入りとなって、カレンはこの作品の制作費として印税から50万ドル以上の負債を請求されました。
1980年、カーペンターズはテレビ番組を持ち、カレンも結婚する。しかし結婚からわずか1年ほどの間に、彼女の容姿は変わり果てていきました。
1982年、カレンは心理的障害の診療を始める。大量の薬と下剤(日に90錠から100錠)を服用していたことが、彼女の心臓を弱める原因となりました。
1983年の2月4日の朝、カレンはダウニーの両親の家で心肺停止状態に陥ってダウニー・コミュニティ病院に運ばれるが、それから20分後に死亡が確認された。彼女はその日、離婚届へ署名するつもりであったといいます。
カレン・カーペンターを読む
それではカレン・カーペンターのターラ・テーブルを使用してよんでみます。ターラとは星という意味で、月のナクシャトラから各惑星のナクシャトラの位置関係を読むというものです。

まずジャンマ・ナクシャトラを見てみるとアシュレーシャにあります。アシュレーシャには「からみあう」という意味がありへびに深い関係があります。集中力が強く芸術等の才能があるといわれています。
ジャンマナクシャトラを支配する水星は6番目のナクシャトラに在住し8番目のナクシャトラの支配星である木星とコンジャンクトしています。6番目のナクシャトラは7室に対応するので広い社会性をあらわし、8番目のナクシャトラは9室と10室に対応していますのでダルマ(なすべき本分)にもとずいたカルマ(行動、仕事)をあらわします。したがって、彼女は、自分がもともともっていた才能やスキル(水星)を使った仕事を行いひろく人に知られるところとなったのです。
問題はこの6番目のナクシャトラの支配星である火星が5番目のナクシャトラに在住していることです。
5番目のナクシャトラは6室に対応していますので、敵や病気や労働を表します。先ほどの自分の天分を生かした仕事で有名になりますが、そのことがストレスとなる。さらに、この5番目のナクシャトラには、火星以外に身体をあらわすラグナ、2番目のナクシャトラ(2室に対応)の支配星であるケーツ、および3番目のナクシャトラ(3室に対応)を支配する金星が在住しています。
自分のトップスターとしての社会的イメージ(火星)を保つために身体(ラグナ)の美的な要素にこだわり(金星/3番目のナクシャトラ)食事(2番目のナクシャトラ)を絶つ(ケーツー)ことで病気になる(5番目のナクシャトラ)様子がわかります。ラグナは実際に行う行動を表しますが、これがこころをあらわす月から5番目のナクシャトラにあり行動とこころがちぐはぐで非常に苦しそうに見えます。
また心の安定を表す4番目のナクシャトラ(4室5室に対応)の支配星である太陽は7番目のナクシャトラ(8室に対応)にありやはり苦しんでいます。そして7番目のナクシャトラの支配星であるラーフは9番目のナクシャトラ(11室12室に対応)にありこころの苦しみ、混乱(ラーフ)を得て、それを克服するために大きな努力をすることが、この9番目のナクシャトラの支配星である土星が3番目のナクシャトラ(困難をあらわす)にあることでわかります。
カレンの人生は、スポットライトをあびて華々しい活躍をする一方で、その社会イメージを保つために猛烈に努力する影の部分に裏打ちされた厳しいものだったといってよいでしょう。

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