■ 脳内に蓄積される老廃物、その良薬は睡眠

 脳内に蓄積される老廃物、その良薬は睡眠 - The brain works for cleaning out harmful waste materials during sleep<br />

【新発見!脳の自浄機能】
 
「脳は活動しているときは情報処理を行い、寝ている間は脳内を掃除している」ことがマウス実験で明らかになりました。人間も同様の可能性が高いと考えられており人間でのさらなる研究が期待されます。
 
これを発表したのはUniversity of RochesterのDr. Maiken Nedergaardの研究チームです。それによると脳は活動しているときは大変忙しく情報処理を行っています。睡眠時には脳内に蓄積しようとする老廃物や毒素を取り除く、いわゆる清掃作業を活動時よりもより忙しく行っていることがわかったというのです。
 
脳内の老廃物とは毒素や不純物などを含みアルツハイマー病などの脳疾患の原因となるものです。脳はこの老廃物を処理するために毒素を含んだ脳細胞を自ら圧縮、あるいは小さくします。それは肝臓に送られ、解毒処理をされ、排泄されるというのです。
 
「このように脳は睡眠時に自ら脳内の老廃物の蓄積を取り除くための清掃処理を行っています。従って(質のよい)睡眠が必要であることがわかります。」
 
The brain works for cleaning out harmful waste materials during sleep<br />
The waste material includes poisons, or toxins, responsible for brain disorders such as Alzheimer’s disease. The brain’s cells shrink, or become smaller. This shrinking permits waste to be removed more effectively. The brain’s cells shrink, or become smaller during sleep. This shrinking permits waste to be removed more effectively. These toxins end up in the liver. There, they are broken down and then removed from the body. “So our study suggests that we need to sleep because we have a macroscopic cleaning system that removes many of the toxic waste products from the brain.”
While You Sleep, Your Brain Works, VOA, August 22, 2014


【人は自家中毒によって病気になる】

 
インドの姉妹科学のヨーガとアーユルヴェーダでは病気の原因を一言で言うならば「自家中毒」であると言っています。つまり生活をしていると生活反応によって身体には老廃物が蓄積していきます。若くて健康で元気なときには盛んな新陳代謝によってその老廃物はすみやかに分解・排泄されます。しかし年齢を重ねながら長く仕事や生活を続けていく内に新陳代謝は衰え、老廃物は身体の至るところに蓄積され容易に排泄出来なくなっていきます。脳内も同じように老廃物がたまり、それらがある一定の許容量を超えた時にある症状が現象化してくるのだと考えています。
 
これは生活でも同じことが言えます。生活反応として台所やトイレや風呂場、そして部屋にゴミやチリが溜まります。これらは老廃物みたいなものですので清掃しなければ排泄出来ません。掃除をする習慣が身についた人には目につくゴミやチリは不快そのものですが、清掃の習慣が身についていない人にとっては目につくくゴミやチリももはや気にもとめなくなります。そして汚れが一定の許容量を超えるとトレイのパイプが詰まり水が溢れだして、不快な症状が現れて初めて専門業者を呼んで対処してもらいます。
 
 
【健康管理は自浄努力による】
私は今まで多くの人に薬を使わない予防や健康回復の指南(指導や助言)をしてきました。そしてそれによって症状が改善したという人を沢山見てきました。しかし同時に改善しない人も見てきました。改善しないのは指南そのものが間違っていたのだろうか?あるいはその人がそれを途中で止めてしまったからだろうか?改善する人とそうでない人の違いは何だろうかと自問自答してきましたが最近ようやくその答えがわかりました。
 
それは「継続するという習慣が出来ている人とそうでない人の違い」だという結論に至りました。
 
これは年齢も性別も国籍も関係ありません。新しいことを始めるにあたり一定の期間継続して見ないとその効果を確認、あるいは実感することは出来ません。これはひとえに「続ける習慣」が出来ているか、いないかにかかっています。例えがその人にとって値千金(価値のあること)の情報や知識が得られたとしても残念ながら続ける習慣が出来ていない人はその成果を実感しない内に、また次の情報を探し始めている人とも言えます。
 
冒頭で紹介したように私たちの脳は活動時には情報処理をし、睡眠中は老廃物や毒素を清掃し続けています。脳は24時間365日休むことなく、文句も言わず、誰にも等しく働き続けています。このような自律的に恒常的に働きつづけている身体の知恵の有り難さを私たちはもっと理解する必要があると思います。
 
そしてそれらの働きを少しでも手助けしてやろうという気持ちが湧いてくるならば、これが健康意識となり身体の健康管理を続ける習慣を作る動機付けになるに違いないと思います。少なくとも夜更かしや徹夜など、彼らの働きを邪魔するようなことは避けましょう。
 

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