■ 後悔しない生き方とは(何のために働くのか、何のために生きるのか)

■ 後悔しない生き方とは(何のために働くのか、何のために生きるのか)What_is_way_of_life_you_don't_want_to_regret?

【介護で閉ざされる未来】

介護で閉ざされる未来(若者たちをどう支える)というタイトルで2014年6月17日(火)放送されたNHK クローズアップ現代を見ました。私は大変監視委気持ちになっただけでなく本当に日本は先進国なのだろうかと大いに疑問を持ったのでした。

番組の内容は家族の介護のために15歳から29歳の「若者介護者」が17万人以上いることがやっと昨年の調査で判明したとのことだった。若者の両親もまだ60歳未満が多く、いわゆる若年性痴呆症など1人にしておくことの出来ない親を抱えた場合に、進学を諦めたり、また就職していたにもかかわらず離職してアルバイトで生活しながら親の介護をするというとんでもない実態が明らかになったのでした。端的に言えば親の介護のため貧困にあえぐ若者介護者が多くいるということなのです。

P介護で閉ざされる未来(若者たちをどう支える)
介護で閉ざされる未来(若者たちをどう支える)
NHK クローズアップ現代(2014年6月17日(火))
皆さんは彼らはどうして介護施設に親を預けないのかと思うかもしれません。仕事を離職して親の介護をすることは一見本末転倒のようにも見えます。なぜなら収入源を絶ってまでしてどうして自らが親の介護をしなければならないのかと。私も最初はそう思いました。しかし施設に預けるにもそれ相当の費用が必要なのです。その費用は病気になった親自身が自ら掛けていた社会保険では足らず、行政や国からの介護認定に伴う費用や施設利用の援助でも足らないのです。そこで最後の選択肢として唯一人の働き手である子供が自ら介護者という労働力にならざるをえないのです。

彼らの多くは身内の介護のために夢を諦め、進学も諦め、仕事も諦め、まさに断腸の思いで決断をしたのだと思います。早い話がこの日本、「お金がない者は身内が身内の介護をしなさい」と言わんばかりの介護制度や施策と言えます。この国には何か根本的な欠陥があるように思いますが皆さんはいかが思われるでしょうか?

【働く場所はどこにでもある、必要なのは勇気と覚悟だ】

未来世紀ジパングで「世界を救う!ニッポンの赤ひげ」(2014/5/26)で紹介された服部匡志医師を知って驚きと勇気をもらいました。彼はフリーの眼科医で、1ヶ月の内、2週間は日本中の病院で手術を請け負い、後の半分はベトナムで無償の医療ボランティアを何と12年間も続けている。ベトナム最南端の町、カマウの病院には彼が戻るのを待ち構えている患者で溢れかえっていた。ある日の患者数は100人以上。彼が視力を救った患者は12年間で約1万3000人を超えるという。渡航費も滞在費もすべて自腹、そして医療費は受け取らないという。ベトナムでは彼のを神の手を持つ偉大な医師と尊敬されているのです。
来世紀ジパングで「世界を救う!ニッポンの赤ひげ」(2014/5/26)
ベトナムで医療ボランティアを続ける服部匡志医師 
「世界を救う!ニッポンの赤ひげ」未来世紀ジパング(2014/5/26)
彼は元々腕のいい勤務医でした。2001年に学会で知り合ったベトナム医師にこう言われた。「ベトナムでは多くの人が失明している。先生の手でなんとか多くの人を助けて欲しい。」すると彼は病院に1週間ほどベトナムに行くために休暇願いを出したところ、病院からは「行くなら病院を辞めてから行け。」と言われた。そこで高額な給料をもらっていた病院を辞めフリーになることを決意したのだそうです。

2002年に彼は初めてベトナムを訪れると、そこは想像以上の場所でした。失明している人は何と200万人。貧困層の患者の多くは治療代が払えないので治療を諦めるしかないのだといいます。彼曰く、「ベトナムの患者を日本に連れてくれば1人100万かかりますがそんな金誰にも払えない。僕が行って治療すれば僕の飛行機代くらいで済むじゃないですか。

そこで彼は月の半分を日本でフリーの医師として働き、残りの半分をベトナムで無償の治療を行うようになったのです。お金がないという理由だけで失明になることを選択せざるを得ない人々に光を与え続けているのです。しかも自分のお金と時間と技術のすべてを無償で惜しみなく。
【何のために働くのか、何のために生きるのか】

人それぞれ立場も状況も違いますが、生活を支えるために働くことはだれでも同じです。働くことは同じであっても何ために働くのか、何のために生きるのかは人それぞれ違います。ターミナルケアの現場で死に際して患者に最も共通する後悔の言葉は、「何故あの時自分は自分のやりたいことをやらなかったのか!」という言葉だそうです。

私たちはやりたいことがあっても様々な理由をつけて、私はやりたくともやれないんだと大義名分をつけて自分を納得させようとします。しかし多くの場合これが自分に最大の後悔となって戻ってくることは多くの死にゆく人々の声を聞けば明らかです。例えどのような生き方を選択したとしても、後悔しない生き方には必ず勇気と覚悟が必要であることを服部医師は教えているように思います。

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