■ あなたの心はどちらの特性?楽観的あるいは悲観的

■ あなたの心はどちらの特性?楽観的あるいは悲観的 A pessimist sees difficulty in every opportunity. An optimist sees the opportunity in every difficulty 

【RobとFinnの会話】
Rob: Well I’ll drink to that! Finn, here’s a glass of lemonade to celebrate – the only thing is – it’s half empty, there’s not much left in there.
ロブ:フィン、レモネードで祝杯をあげよう。ただ、グラスに半分しか残っていないのが残念だけど。
Finn: Stop complaining Rob – that’s half full – look, there’s still enough to enjoy.
フィン:ロブ、文句はよせよ。グラスには半分もあるじゃないか。これで十分楽しめるさ。
物事を何でも否定的に考える心の特性を悲観的と言います。反対に何でも肯定的に考える心の習性を楽観的と言います。これは心の習性、あるいは考え方の特性であり、否定的なものの考え方は現在、社会病とも言えるうつ病やうつ状態を発症する人の典型的な特性とも言えます。
 
“A pessimist sees difficulty in every opportunity. An optimist sees the opportunity in every difficulty.”
「悲観者はあらゆる好機(チャンス)の中に困難を見つけることが上手い。楽観者はあらゆる困難の中に好機(チャンス)を見つけることが上手い。ウインストン・チャーチル)」
 
さあ、あなたはどちらでしょうか?

【Debbie とTrudi の双子の姉妹】
 
Debbie とTrudi の双子の姉妹
 
イギリスの医療ジャーナリストで医者でもあるMichael Mosleyはイギリスの双子の姉妹Debbie とTrudi を取材しました。Debbie は重度のうつ病にかかっていて悲観的傾向が強く、Trudi は楽観的な性格と言います。双子の性格を研究しているProf Tim Spector (St Thomas’ hospital in London) によると性格を決定付けている半分は遺伝子的要素であり、残りの半分は環境因子だといいます。
 
実はMichael Mosleyは自分自身をどちらかというと悲観的特性だと感じていました。そこで心理学者であり神経学者であるProf Elaine Fox(laboratory at Essex University)のもとで脳神経テストを受けました。左右の脳の電気信号伝達を比べると左脳前頭葉より右脳前頭葉で電気的活動が活発であることが分かりました。その結果、Michael は基本的に悲観的傾向が強いと判定され、Prof Elaine からCBM (cognitive bias modification)とmindfulness meditationという心理学的行動療法を勧められました。
楽観的な人ほど長生きする
1975年にOxford, Ohioにおいて科学者によるある研究がされました。それはその町に住む住民1000人を対象に仕事、健康、家族、そして老いることへの考え方や態度などの質問票に回答するというものでした。そして10年以上を経てProf Becca Levy(Yale University)はその追試験を行ったのです。それは対象者の死亡記録をもとに特に老いることへの考え方や態度など回答をもとにその寿命を調査したものでした。その結果、楽観的(肯定的)な回答をした人々は悲観的(否定的)な回答をした人々と比較して約7.5年長く生存したことが判明したそうです。
 
また同じような研究がDeborah Danner and others (the University of Kentucky)によって行われました。これは1930年代にカトリック修道院に尼僧(女性)となった人々が残した日記をもとにそれぞれ楽観的(肯定的)な内容と悲観的(否定的)な内容を数値化して寿命を比較したものでした。何故修道院の尼僧が研究対象になったかというとそれは彼らの生活環境(食事、生活様式)が同様であることから環境因子に左右されないグループの寿命を追試験できるというのがこの研究の最大の利点でした。その結果、楽観的(肯定的)な内容を多く記載していた尼僧はそうでない尼僧に比べて平均で10年以上長い寿命であったことが判明しています。
 
自称、悲観主義者を認め、脳検査でも悲観的傾向の強かったイギリスの医療ジャーナリストで医者でもあるMichael MosleyはCBM (cognitive bias modification)とmindfulness meditationという心理学的行動療法を勧められましが、その後どうなったのでしょうか。彼はこう告白しています。7週間の行動療法を続けた結果、とても気持ちが穏やかになりました。そして再び、Prof Elaineのもとを尋ねると、再検査も同様の好結果を示していました。
 
(Michael Mosley’s search for the roots of optimism can be seen on Horizon – The Truth about Personality, at 21:00, Wedn
esday 10 July on BBC)
 
【楽観的思考という新しい心の習慣(癖)を習慣化】
あなたが悲観的傾向が楽観的傾向より強くとも物の見方、考え方を変える新たな習慣を続けることで必ずその比率は好転していくことが明らかになりました。明らかに悲観的傾向は楽観的傾向よりも多くのストレス、強いストレスを感じているを思われます。また悲観的傾向はうつ病やうつ状態を生み出す心の傾向となります。悲観的思考は私の性分(生まれ持った気質)だと諦めないでぜひとも楽観的思考という新しい心の習慣(癖)を習慣化することを訓練づけることをお勧めします。どうせ生きるなら健康寿命を伸ばすことですね。どうぞ参考になさって下さい。

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