■ ニホンウナギが絶滅危惧種に指定?

 ■ ニホンウナギが絶滅危惧種に指定?

ニホンウナギの絶滅危惧種指定が現在検討中

国際自然保護連合(IUCN)は2日、世界の絶滅危惧種は2万934種に上る最新版の「レッドリスト」を発表しました。IUCN はニホンウナギを絶滅危惧種に指定するかどうかの検討を始めており、5日まで英国で開かれる専門家を集めた会合で議論する。同会合で指定が決まり、さらに上部機関での検討を経て正式に決定すれば、次回以降のレッドリストに絶滅危惧種として掲載されることになるのです。

世界でウナギを消費している最大国は日本。7月22日の土曜の丑にはウナギを食べるのが慣わしですが、実はこれ18世紀の知識人、平賀源内の発案と伝えられています。現在は土曜の丑にはウナギを食べることは国民的行事、あるいは国民的食習慣と言って過言ではないと思います。ご存知のとおり近年ウナギの稚魚シラスの不漁が続いており、養殖業者は廃業するところも出ていると報道されています。

 「水産庁は2日、ウナギの養殖に使う稚魚(シラスウナギ)の仕入れ量や平均取引価格をまとめた。今季(昨年12月~今年5月)の仕入れ量は昨季より21%少ない12.6トン。内訳は国産が42%減の5.2トン、中国などからの輸入が同7%増の7.4トンだった。今季の取引価格は1キロあたり248万円と前年比15%高く、2年前の3倍に高騰した。」日本経済新聞 電子版 2013/7/2 )



ニホンウナギを救うのは他ならぬ日本人の責務

国内需要に養殖で供給することが難しくなり、商社は世界中からあの手この手でウナギの稚魚(シラスウナギ)のみならずウナギの成魚を輸入するようになりました。世界には18種類のウナギがあり、ニホンウナギのほか、ヨーロッパウナギ(中国)、ビカーラ(インドネシア)、ロストラータ(北米)、タスマニア(オーストラリア)などが代表的。

■ ニホンウナギが絶滅危惧種に指定?

RED LIST指定寸前の可愛い顔のニホンウナギ
「昨年は北米やアフリカなどからも天然の外国産が輸入されたが、見た目を含めてニホンウナギとは異質で脂も少なく、その場しのぎの意味合いが強かった。一方、フィリピンやインドネシアに生息するビカーラ種は資源に比較的余裕があり、稚魚の相場はニホンウナギの10分の1以下。これを育てて1尾千円以下で売ろうというわけで、日本や中国の企業が養殖に着手した。」(日本経済新聞 電子版 2013/4/30 )

日本鰻輸入組合(東京・中央)の森山喬司理事長は「今年は、ビカーラ種のように割安で資源にも余裕のある外来種が日本市場に広がる起点になるかもしれない。将来的には専門店が高価なニホンウナギ、スーパーなどの量販店が割安なビカーラなど、というすみ分けが進む可能性もある」と予測する。

ニホンの固有種である「ニホンウナギが絶滅したのは日本人が食べつくしたからだ」と後世に言い伝えられないため今すぐ日本人が取り組むべきことがあるのではないだろうか?

例えば、東京湾、淀川、四万十川など各地に生息している天然のニホンウナギを、食べるためではなく種の保存のために捕獲し、種をつないでいく責任が日本人にはあるのではないだろうか?

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