インド政府公認の18人のシッダの偉業

Ministry of AYUSH

長い建国の歴史を持つインドではインド政府の機関として西洋医学とは別にホリスティック医学を監督しているアーユッシュ省が存在しています。それは以下の6つの医学体系です。

  • Ayurveda(アーユルヴェーダ)
  • Yoga(ヨーガ)
  • Naturopathy(ナチュロパシー)
  • Unani(ユナニー)
  • Siddha(シッダ)
  • Homoeopathy(ホメオパシー)
  • SOWA - RIGPA(チベット医学)

インド政府が認めている自然医学体系ですからそれぞれ国の教育機関、研究機関、臨床機関が存在しています。それぞれの医学がどのようなものかは今日のテーマではありませんのでここでは割愛させていただきます。興味のある方はこちらを御覧ください。

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Siddha(シッダ)医学

さて今日のテーマはSiddha(シッダ)についての興味深いお話をさせていただきます。アーユッシュ省が認めているSiddha(シッダ)医学とはアーリヤ人が北から侵略する前からインドに住んでいた土着のインド人の土地、現在の南インドのタミルナドゥ州を中心に実践されていた医学体系のことです。

下部組織である国立シッダ研究所(National Institute of Shidda)によるとその起源は紀元前10,000年から4000年前と記述されています。これは考古学的研究から明らかになっています。

さて問題は誰がこのシッダ医学をもたらしたのかです。同研究所の公式サイトによるとヒンドゥー教の神話的な伝承によると宇宙の創造、維持、破壊の三大神の一つであるシヴァ神からその妻であるパールヴァティ女神に伝えられ、そしてシッダにその知恵が伝えられたと記述されています。

シッダとはタミル語でシッディ、つまり宇宙真理を体験した覚者(目覚めた人)という意味です。つまり実際に当時、肉体をもって生きていた人ですが、別の言い方をすれば人間の潜在能力をほぼ全開した人と言って間違いないでしょう。さらに記述は続きます。

シッダは膨大な医学的知識、つまり植物、鉱物、動物の薬理学、その調剤学、生理学、病理学、そして臨床学などの包括的な知識を経験を後世に保存するために乾燥させた植物の葉に古代タミル語で詩のような形式で残したというのです。

この最初のシッダがアガスティアと考えられています。そしてこのシッダ医学の知恵が何世代にもわたり18人のシッダに伝承され、今日までシッダ医学が保存、実践されてきた来たと記述されています。これがインド政府の公式見解ということになります。詳細は以下をご覧ください。

National Institute of Shidda

18人のシッダ

さてアガスティアを筆頭とする18人のタミルシッダの偉業は医学だけではありません。そもそも彼らはヨーギなのです。彼らはヨーガの修行によって人間の潜在能力をほぼ全開し、シッディ、あるいは超越的能力、つまり宇宙真理を体験した覚者(目覚めた人)になったのです。

では18人のシッダとは誰なのか。実はこれもインド政府が公式に記述しています。インド政府が所管する国立健康ポータルというサイトにその詳細が記載されています。

National Health Portal - The 18 Siddhars

さらに彼らは医学、ヨーガのみならず、ジョーティッシュと呼ばれるインド占星術のマスターたちでもあったのです。そしてシッダ医学、ヨーガ、インド占星術の知識と能力を統合して成し得たもう一つの偉業がナーディ・リーディングなのです。

その18人の聖者が時代を超えて、弟子から弟子へと秘密裏に申し送りしてきたであろう一大プロジェクトがナーディ・リーディングと呼ばれるものです。それは個人の運命的なカルマとその処方箋(救済策)を記述した予言書なのです。

その予言書は必ず見に来る人の数だけ用意されていると考えられています。予言書が用意された個人はその内容を見るタイミングが来たとき、自ら足を運んでその地まで出かけ、ついに自分の予言書を見つけるのです。予言書の内容の口述を聞いた瞬間にそれが自分のことを記述したものに間違いないと理解します。これが自分の運命と対峙する瞬間です。

そして自分のカルマを知り、使命を理解し、記述されたカルマの処方箋(救済策)を実施し、運命を変革しようとします。徐々に運命をブロックしていた障害が軽減され、運命の歯車が進むべき方向へと変わり始めます。やがて才能を社会に役立て、使命(ミッション)を遂行し、ついには自己実現を果たすのです。ナーディ・リーディングとはこのような個人の運命を修正し自己実現を果たすための壮大な意図が隠された時空を超えた一大プロジェクトだと考えています。

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