ルーティンの効用

ルーティン(routine)の効用について

ルーティンという言葉はラグビー日本代表の五郎丸とともに日本中に知れわたった言葉ではないでしょうか。五郎丸選手が試合中にゴールを狙うキックのときに見せるあの独特なポーズは五郎丸だけでなくラグビーというスポーツを一躍有名にしたきっかけになったと言っていいでしょう。五郎丸選手はあのポーズをルーティンと呼び、この言葉もまた一躍日本に普及したカタカナ英語となったのではな
いでしょうか。今日はこのルーティンの重要性を考えてみます。

routine の定義

私がよく利用するウエブスター辞書オンラインで”
routine”
を引いてみると次のように定義が書かれています。
a regular way of doing things in a particular order
a boring state or situation in which things are always done the same way
a series of things (such as movements or jokes) that are repeated as part of a performance

:ある特定の順序における物事の通常の動作(作法)
:物事がいつもワンパターンで行われていて退屈な状態や状況
:ある繰り返えし行動される一連の物事

この定義をみるとルーティンには肯定的と否定的な意味合いがあることが分かります。否定的な意味合いとしては例えば毎日が職場と自宅の往復(というルーティン)で刺激が少なく、平凡な生活などいう声を耳にします。反対に肯定的合いとして例えば和食職人の世界で洗い場3年、まかない3年、実際に包丁を握るまでに数年はかかるなどと聞いたります。伝統的な仕事においていかに基本(ルーティン)を重要としてきたかがわかります。

ルーティンとは物事を体得するために基本動作なのだと思います。それは身体で覚えるものであり、基本の後の応用のための必須課程なのでしょう。基本が身についていなければ創意工夫などできないからです。これを語学学習に置き換えてみれば誰でも納得すると思います。

ルーティン(routine)の効用

かくいう私もルーティンの重要性を理解しています。私は何年も、毎朝、仕事を始める前に必ずあるルーティンを行っています。それは呼吸法、脳トレーニング、視力トレーニング、そして瞑想(身体のチューニング)です。
続けているからこそ分かったルーティンの効能というものがあります。そのルーティンの効能とは…

1. ライフスタイル最適化である

人生は取捨選択の連続です。何か新しいものに出会ったらそれが本当に私に必要なものかどうかしばらく続けてみないとわかりません。そして続いているものは必要なものだけが残るのです。それはライフスタイルの一部となります。

2. 継続する力、あるいは習慣が身につく

私たちは自分のためと思って何かを購入、あるいは投資します。しかしその多くはその結果が出る前にすでにほこりをかぶるか、あるいはその存在さえ忘却の彼方にあります。これではお金と時間の無駄です。しかし事実はお金と時間の無駄のみならずもっと深刻な問題を人生に引き起こします。それは人生にとって最も重要な才能である、継続する力、あるいは継続する習慣が育たないということです。世界の成功者が口をそろえて同じ言葉を残しています。それは「成功の秘訣があるとしたらそれは成功するまであきらめないことだ
。」

3. 日々の気分や体調の変化が分かる 

心身医学のみならず脳科学においても気分、いわゆる気持ちが身体全体の健康状態や仕事などのパフォーマンスに影響していることが明らかになっています。一般に何か変化を計測するためには計測器が必要です。身体の変化を自覚するにはその計測器である五感が正しく働かなければなりません。正しい判断は五感が正しく働いていなければなりません。ルーティンは身体で覚えた基本動作を継続していることにほかなりませんので、日々の身体の気分や体調などわずかな変化も見逃すことはありません。その結果、身体の変化に対応できるライフスタイルが実現できます。

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