The Connection #3 – 瞑想はストレスを減らすだけでなく脳機能を活性化する

瞑想はストレス軽減に役立つだけでなく脳認知機能を加活性化させる 

​サラ・レイザーはマサチューセッツ病院とハーヴァード医科大学の神経科学者ですが、瞑想や気づき(マインドフルネス)の効果を脳科学的に研究している科学者の1人です。彼女自身を驚かせたその発見とは瞑想は実際に脳機能を変容させていることです。彼女のインタヴューを紹介します。

質問:あなたははどのような理由で瞑想や気づき(マインドフルネス)と脳の関係を研究しようと思ったのですか?

私はかつてランニングにより身体を故障したのですが、セラピストに相談するとその対策としてランニングを中止してストレッチのみするように言われたのです。なので私はヨーガを始めたのです。

するとそれがとてもよくて、しかもある効果も体験できたので、私はそれがどのように身体に効いているのかを知りたいと興味をもったのです。さらには気持ちは落ち着き、困難な状況にもより上手に対処できるようになり、より深い愛情を感じるようになり、また開放的な気分や気持ちになり、自分を客観的に見ることが出来るようになりました。

私はそれはひょっとして「私の錯覚、あるいはそう感じているだけ」なのかもしれないと思ったのです。そしてその答えを見つけるために調査をしてみるとある事実がわかったのです。それは、瞑想はストレスを減らし、またうつ的症状、心配、痛み、不眠などを減らし、生活の質を向上させるということでした。私はその当時、分子生物学を専攻していましたが、専攻を変えて博士課程でこの研究をすることにしたのです。

質問:その研究はどのようにされましたか?

最初の研究は被験者を2つのグループに分けました。それは長期間瞑想(以下、瞑想熟練者)を実践しているグループとそうでないグループです。すると瞑想熟練者グループには大脳皮質の聴覚と感覚野において灰白質の増加が見られました。瞑想を実践しているときは呼吸、音、感覚により注意を払い、反面、判断機能を抑えています。

これは感覚をシャープ、あるいは高めるということの道理にかなっています。また同じグループでは記録力と判断力の野である前頭葉(前頭皮質)でより多くの灰白質を持っていることを発見しました

一般に加齢とともに大脳は萎縮することが知られています。つまり人は次第に物事を把握し、記憶する力が衰えていきます。ところが瞑想熟練者グループのある50歳の被験者の脳の前頭前野においてその灰白質の量が一般的な25歳のそれを同様の量を示すことを発見しました。

私はこの被験者が瞑想を練習する前からたまたま多くの灰白質の量を持っていたのではないかと仮定しました。そこで次の研究ではまったく瞑想を経験したことのない被験者の脳のその部分の灰白質の量を調べてから、被験者に8週間のストレス軽減プログラムとしての瞑想を練習してもらいました。

質問:その結果はどうでしたか?

二つののグループの被験者に8週間の瞑想プログラムをしてもらい、それぞれの脳において5つの領域(部位)で脳容積の違いを発見することができました。瞑想熟練者グループでは脳の4つの領域で脳容積の増大を確認しました。

反面、扁桃体においてはこの領域の容積が小さくなっていたのです。扁桃体とはいわゆる不安、恐怖というストレスに直面した時に「戦うか逃げるか」というストレス反応を即断する部位ですが、この扁桃体の容積の変化はストレスレベルの低下と相関しています。研究データは瞑想を8週間継続した後にあきらかに脳機能が好転することを明らかにしました。

瞑想は肉体の運動と同じように効果をもたらすと言えます。言い換えれば頭の体操であると言えます。肉体の運動が健康増進に効果があるのと同様に瞑想はメンタルトレーニングとして、ストレスによく対処できる身体、長寿、そして健康に同様に役立つものであると断言出来ます。

申し訳ありません、このコンテンツはただ今 アメリカ英語 のみです。

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