呼吸を整えれば自律神経失調は改善する

自律神経失調症候群とは

実は自律神経失調症候群は多くの慢性病の基礎疾患、つまり慢性病を引き起こす土壌、あるいは原因となっている症状とも言えます。いわゆる検査して内臓や組織に異常は発見されず、その原因が特定出来ない症候群です。医学的には「不定愁訴」と呼ばれています。
しかし本人は日々その症状に苦しんでいて、明らかに身体が異常なのです。医者が治療するためには病名をつけなければなりません。「不定愁訴」では治療が出来ませんから、「自律神経失調症」という立派な病名をつけてもらいます。そして痛みがあれば痛み止め、不眠があれば睡眠薬と対処療法の処方がされます。……..しかし自律神経に効く薬はないのです。
 
これらは自律神経失調症候群のチェックしーとです。あなたはいくつ当てはまりますか?

私の重度の不眠症体験

私は2006年に重度の不眠症になりました。今から思えばそれは自律神経失調症でした。その引き金となったのは長時間のデスクワークでした。新しい仕事の事業計画を1人でつくり上げるために長時間にわたり深夜までデスクワークを行いました。今から思えばそれは精神的ストレスを伴う、首(頚椎)へのストレスでした。同じ姿勢で長時間にわたり創造的なコンピュータワークは肉体と精神にストレスとして現れます。
 
特に長時間下を向いての作業、顎を前に突き出しモニター画面を見る動作、また背中を丸めてモニターを上目づかいで見るような作業はすべて首にかなりの負担を強いることになります。そして慢性的な筋肉疲労と硬直(首、腕、肩、背中)となります。するとある日突然、自律神経が狂うのです。その理由は首の後ろには多くの神経が集まっているので機能停止のスイッチがONになってしまうのです。
 
参考文献:首こり病(頚性神経筋症候群) 松井孝嘉(東京脳神経センター)
 
そして私は重度の不眠症になってしまいました。夜になってベッドに入っても自然に眠れなくなりました。目を閉じると眉間の奥にピンポン玉のような異物と光を感じ、それが邪魔をしてまったく眠気が来ません。日中にどんなに運動をして疲れても夜になっても眠くなりません。私は夜になるとただベッドに横たわって起きている状態が1ヶ月続きました。そしてある日、軽い交通事故を起こしてしまいました。
 
もしこのような状態が1-2週間も続けば誰でも「うつ状態」になります。そして夜が来るのが怖くなります。集中力も免疫力も下がりますので持病持ちは持病が悪化するでしょう。中には楽になりたい一心で自死する人もいるでしょう。私は何とか踏みとどまりましたが、うつ的状態にある人がもう死にたいという気持ちになるのは理解出来ました。 

瞑想法で不眠症を克服

 
私は病院にも行き、原因と考えられる検査もした結果、異常がないことを確認しました。医者は睡眠薬を勧めましたが1-2回飲んでみると翌日の体調が更にすぐれないので止めました。そこで私は遅ればせながらヨーガの技法を試すことにしました。それはヨーガ睡眠法でした。これは寝たままで行うヨーガの秘宝で健康な人でも疲れた時や特に病人にはうってつけの方法です。このヨーガ睡眠法を簡単に説明すると次のようになります。
 
1. 呼吸を調整する(ゆっくり、リズミカルに、長く)
2. 全身を脱力する(血流、気流を促進する)
3. 身体の感覚を忘れる(肉体と精神を切り離す)
4. 意識が拡散(幽体離脱のような感覚)
5. 意識を肉体に戻す(身体を意識する)
 
これを始めたその日の夜から少し変化を感じました。楽になりました。そして3日目の夜には眠りに落ちるようになり、7日後には1ヶ月以上ぶりにかつての睡眠が出来るように回復しました。以来、2015年7月現在まで同じ症状は出ていませんので完全回復だと思います。
 
私は2006年頃からこの体験を裏付けるべく世界の呼吸や瞑想に関する研究論文を入手して読みました。そしてあるアメリカの研究機関の論文を読んで呼吸と自律神経系回復の因果関係が科学的に証明されていることを知りました。同時にその理論に基づき開発された方法を試してみました。そして自分の体験を通じてその理論と方法が間違いないと確認しました。
 
この理論を簡単にいうと呼吸を整えることで自律神経を介して心臓と脳機能がコーヒランス(共鳴)します。その結果、自律神経系が機能回復し、その支配下の系(循環、免疫、内分泌)の臓器とその機能が回復するのです。この理論は多くの論文によって科学的に証明済みです。そしてこの理論にもとづき開発された方法はとてもシンプルなので誰でもライフスタイルに習慣化できます。
 
この方法の画期的な点は瞑想中の心臓と脳のコーヒランス(共鳴)を視覚化できることです。別の言い方をすれば瞑想を視覚化できるということです。私はすでに6年分データを蓄積しています。近いうちに発表出来ればと思っています。従って科学的根拠に基づいた方法によって自身の不眠症を回復した経験に基づいて次のように明言できます。

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