■志の高い人は目標を持ち、志の低い人は夢を見る

■志の高い人は目標を持ち、志の低い人は夢を見る

【不平不満を垂れ流す人々】

誰かが次のようなことをテレビで言っていました。
「自分の成功は自分のせい、自分の失敗は他人のせい」
正直このような思考の持ち主が世の中に増えてきたら困るなあと思いました。また私の周りにも口を開けば何か悪いことは他人のせいにする人がいます。
私のトレーニング&リラクゼーションの場であり、同時に社交場である天然温泉スパがあるのですが、その人はその会員の1人です。時々、トレーニング室のウォーキングマシーンでお隣になることがあるのですが、国内外のニュースや政治の話題を持ち出し、その持論はいつも今が悪いのは政府、政治、はたまた韓国、中国という帰結点になるのです。詰まるところ今悪いのはすべて他人のせいなのです。

このような人に一度でも私が相槌(あいづち)でもしようものなら、私は彼の意見に賛同してくれている人と勘違いをされ、次から次へと「ぼやき」を聞かされるはめになります。ぼやきとは関西弁でいうところの、「不平不満をたらたら言う」、あるいは「愚痴をこぼす」という意味でしょうか。

「必要は発明の母」と申しますが、時に不平不満は発明や発見の源泉となります。しかしそれは「不平不満を解決しようとする意思や志のある人」にのみ言えることです。単に自分の「不平不満」を誰かと分かちあいたい、あるいは自分の意見に少しでも賛同してくれる同類を探しているだけの人は、「不平不満を解決しようなどという意思も志もありません」から、この意味のない不平不満の話を一方的に聞かされる方はたまったもんじゃありません。「俺はあんたのストレス解消請負人かい」とツッコミをいれたくなります。

私はこのような人と友人になることは決してありません。次節時候の挨拶程度の付き合いに留めるようにしています。実はこれは、「どのような人とは友人付き合いをしないというルール」に基づいて決めていることなのです。そのルールとは….

やらないことから決めなさい


これはダスキンのフランチャイズ店を中核とした株式会社武蔵野の代表取締役社長の小山 昇氏の経営指南書です。「中小企業経営のカリスマ」として注目される著者は、自らの事業の大失敗から、まず「『やらないこと』から決める」という経営の鉄則を打ち立てたといいます。これが本書です。


実はこのルールは経営だけに当てはまるのではありません。そして私はこのルールを本書を知る前から知って実践をしていました。私は確信をもってこのルールはあらゆることに有効な法則だと思います。その一つが先ほど申し上げた「人間関係のルール」です。

多くの人にとってその多くのストレスの源泉は人間関係だと言えます。それはその人との付き合い方を決めればストレスは今よりもずっと少なくなると思います。人間関係においても「やらないこと」「しないこと」というルールを決めれば自然に「それぞれ対象となる人との付き合い方が明確に決まる」のです。ルールを決めればあとは実践し、確かめて見て、上手く行くようであれば自分なりの方法を確立していけばよいのです。私はこの方法で人間関係のストレスからほぼ解放されています。

夢を持つな!目標を持て!

これは日本一のカレーチェーン(CoCo壱番屋)の創業者、小山 昇氏が小さな目標達成の繰り返しで、奇跡のような夢を実現させた、自らの体験に基づく実践的経営哲学です。「夢」と「目標」の定義を明確に分けて夢ではなく目標を持つことの重要性を語っています。

仮にそれが実現できなくともあなたにとって困らないようなものを「夢」と呼び、どうしてもあなたが実現しなければならないことは夢ではなく「目標」と呼ぶと私は理解しています。
単なる夢であればあなたが密かに心に思い続け、辛い時にそれを思い出だせば少し心や気が晴れるかも知れません。しかしそれを実現できなくともあなたが何もリスクを負わないのならば、あるいは誰かから何も責任を問われることもないのなら、それは文字通り「夢で終わる」でしょう。

しかながら目標は違います。経営者にとってはこれは社が達成すべき目標として決定したことですから、もし達成出来なければ社長自らリスクを負い、また株主や社員からも責任を問われることになります。これが目標なのです。
私たちはみな自分の人生に責任を負っています。これを自己責任と言います。いわば自分で自分の人生を営んでいることから自己経営と言ってもよいでしょう。従って自己経営においても「夢ではなく目標を持つ」という決断をし実践するならば必ず結果を生み出し自己変革を起こすと確信しています。

【人生は乗り越えるべくハードルの連続である】

最後に19世紀前半のアメリカ合衆国の作家でワシントン・アーヴィング(Washington Irving)が次のような言葉を残しています。

Postal Stamp of Washington Irving in U.S.A
Washington Irving 1793-1859


Great minds have purposes, others have wishes.

直訳は、「偉大な魂は目的を持ち、そうでないものは願望を持つ」ですが、意訳としては、「志の高い人は目標を持ち、そうでないもの(志の低い人)は夢を見る」と解釈できます。正にこれは古今東西、人種民族、を超えた自己変革の黄金率(Golden Rule)だと確信しています。

しかしこの黄金率を得心できてもそれを達成するためには次なるハードルが待ち構えています。それは「継続する力」です。例え教育水準も高く、頭のよい人、性格の良い人がこれを十分に理解したとしてもその多くは人生の一つの「目標」を達成する前に途中で諦めます。なので私は人生の連続するハードルを乗り越えるための力の源泉として「継続する力」を最も大切にしています。

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