頭痛・偏頭痛対策(アーユルヴェーダ家庭療法)

痛み!それは誰でも経験する一般的なこと。怪我による一時的な痛みから慢性的な痛みまでさまざま。また痛みが発生する部位もさまざま。しかし痛みが頭となると生活に支障をきた度合いが高くなります。
私の意見ですが、人々の多くはあまりにも安易に薬に手を出し過ぎるように思います。特に神経系に作用して痛みをブロックするような薬の頻繁な服用や長期的な服用は、却って正常な神経系の働きまで副作用が出てくるように思います。


痛みとは考えて見れば、「身体に異常な反応を本人に知らせるため」の信号と言えます。それは身体が正常に働いているからこそ生じる生理反応とも言えます。もし痛みという信号が遅れたり、出なかったりすることの方がむしろ恐ろしいことだとも言えます。誰でも一度は頭痛・偏頭痛を経験したことがあると思います。中には持病となっている人も多いと思われます。
通常、頭痛・偏頭というとその部分の検査や治療を行うのが当然と思われるかもしれませんが、人間の身体は足の先から頭の先まで繋がっていて、必ずしもその原因が症状が出ている部分ではないことを考えるのがアーユルヴェーダという自然医学です。
それによると例えば頭痛と便秘とは因果関係があると言われています。また頭痛・偏頭痛の部位によって原因が異なり、それによって治療の仕方も変わってくるとも言います。つまり一見同じ頭痛・偏頭痛に見えても、もそれぞれヴェータ、ピッタ、カパ起因であるかどうかを診断します。
(参考)7日目:病名は同じでも体質が違うから治療も違う【アーユルヴェーダ紀行】
その一例としてヴェータ起因、あるいはヴェータ性の頭痛・偏頭痛は、後頭部に痛みが出やすく、発症の仕方にも脈と同期するような、変則的な、不規則な痛み方であるといいます。そして頚部(首)、肩の筋肉の緊張、背中の硬直、そして便秘による腸の汚れに起因していると考えています。(ピッタ性とカパ性起因については省略)
そこでアーユルヴェーダの家庭療法としては次のようなことを試すように言われています。
1.ハーバル・オイルによる浣腸
浣腸はヴァータ起因の症状の治療に最適だと考えられています。そして簡単でしかも効果的なのが、ハーバル・オイルによる浣腸です。ダンワンタラム、あるいはクシェーラバーラ・オイルを使用します。入手できない場合にはゴマ油を用います。注射器型の耐熱ガラスの浣腸器が安価で入手できますので、1回に20-30ml 程度直腸に入れます。
(参考)8日目:パンチャカルマ治療が始まる【アーユルヴェーダ紀行】
※私はオイルも浣腸器も入手しているので、頭痛ではなく、体調が落ちたときに行うようにしています。まったく何も違和感はありません。そのまま自然排便しますが、ほとんど腸が吸収してしまいます。
2. オイルマッサージ
クシェーラバーラ・オイル、あるいはカルプーラディ・オイル(入手できない場合には、ごま油で代用)で首と肩の筋肉をマッサージします。入浴の際に行うと効果的です。その後は暖めます。
3. 頭頂部と足の裏のオイルマッサージ
頭痛に限らず、あるいは症状がなくとも誰でも行うとよいです。足が冷えにくくなります。また安眠を誘います。
4. ホットパッド
首を温めることが大切です。電子レンジで温めて使うホットパッドが安価で入手できます。30分程度温めるとずいぶんと楽になります。
5. ナスヤ
これは点鼻と言って、首から上の症状を緩和させる治療法です。クシェーラバーラ・オイルやアヌ・タイラなどのオイルを3-5滴ほど鼻の穴に入れて吸い込みます。その後に鼻から目の下にかけてマッサージをします。
(参考)17日目:鼻は脳と呼吸の扉【アーユルヴェーダ紀行】
(参考文献)The Complete Book of Ayurvedic Home Remedies by Vasnt lad, B.A.M.S

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